子どもへの「がんばろうね!」の違和感
大学時代の音楽療法の学びから始まり、
療育という
子どもの発達支援の世界に入ってから
なぜかハテナの連続でした。
とても違和感がありました。
特に「がんばろうね!」という先生の
励ましの言葉。
また、子どもには楽しい活動が大事、
ということで
遊ぶ、動くプログラムがたくさんあり、
サーキットとか
歌ったり踊ったり
次はおもちゃで遊んだり制作したり・・・
先生は大きな声で元気でハッスルしている
会場は常に大きな声であふれ
それより大きな声を出さないと
相手に聞こえない💦
大人しい先生は
もっと明るく接してあげて(子どもに)と
ハッパかけられて辛そう😢
そして一番驚いたこと
それは
何か活動する場面で
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ママとゆっくりしていると
「はい、もっと参加してね~」とか
「がんばろう!」などの声がかかること。
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お休みしたりゆっくり過ごすのは
もったいないし
たくさん活動するのがいいこと
という指導内容が多かったこと
活動がイヤで泣いていると
お母さんもっと頑張ろう!って
励まされてしまうこと。
先生たちも一生懸命なのは分かるんだけど・・・
当時運営していた私の施設では
マッサージでゆっくり体を休める
疲れている場合はお昼寝する
ということをしていたんですが、
○○センターの職員から、
「あなたのところは、何もしていない」って
指導されちゃったのです(汗)
そして更に不思議だったこと
それは
「脳の発達が大事!」と何度も聞くけれど、
セロトニンとか
オキシトシンとか
脳を育てるために必要な
脳内物質
あんなに頑張らせちゃってたら
でないでしょう💦💦
どういうことなんだろう?
という疑問。
ママとゆっくり過ごさせてあげてよ~と
言いたくなる現場がたくさんあって。
数人のお母さんたちからも
「どうしても行かなければならないんでしょうか」と
相談があったり。
みなさんはどう思いますか?
お母さんの気持ちを考えたら
一生懸命頑張って、と励ますのがいいのでしょうか。
幸せって何なんだろう
そんなに何かをできるように
がんばらなければならないのでしょうか。
「いいえ」、と私は言いたいです。
脳の発達には
まず絶対に必要なこと
それは
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★命が護られること
★安心して過ごせること
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安心、安全が何より大事ですよね!
脳で言えば
「脳幹の機能」が大事なんです!!
呼吸や体温の調整や
そう、生きるために機能してくれるところです。
そこがしっかり働いてくれることが
何より大事ですよね。
そして
安全、安心が整ったら
・・・・・・・・・・・・・・
その次に、
○○ができる、という能力が
積み上がっていくんです。
・・・・・・・・・・・・・・
そこを本当に大事にして欲しい!!
ゆっくり過ごす
ゆったり居られる
それがどんなに大事なことか、
豊かにそだつことに繋がっているのか
私たち大人自身が
もう一度見直すこと。
私たち自身も
自分の身体を大切にすること。
そこをこれからも伝えていきたいなと思います。